夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 第07巻紹介

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あらすじ

比泉円神(ひいずみえんじん)は世界を破滅させるべく、妖怪の天敵・妖怪ハンターと手を結ぶが!? 

今回は、おなじみのキャラの先祖たちが築いた桜新町の、過去のドラマが描かれる!

ヒメが町長になる覚悟

七郷の生い立ち

比泉家の儀式

いろんなことが分かりだす

感想&ざっくり紹介

作者

ヤスダスズヒト

掲載話紹介

ホシノウミ。
メグリユク(1)〜(4)
メグリユク。
エクストラ

感想

区長、八重、マリアベルを中心とした過去編。

突然の過去編の始まりにちょっとびっくりした。作中劇でもやっているのかと最初思ってしまった。

一件落着の町。新たな町民。そして中盤からは、桜新町の過去編がスタート。

なぜ土地神がいるのか。マリアベルは何者なのか。町の生まれた理由を紐解く物語がはじまる……!!

前半はヒメと秋名が粋だなぁという感じ。後半は神とマリアベルの父、八重や半妖が入り乱れて凄いことになってるな。

大体の出自は明らかになったのかな。特にマリアベルの話が深掘りされたのは良かったね。

じゅりさんもどういう関係かわかったし。

土地神様の昔。区長さん何だかんだやさしくて、気紛れで、一歩引いた場所に立つエロ兄さんって格好いい。

八重さん誕生も可愛くて素敵。マリアベルとの色々、口説き文句、どれをとっても最高でした

うじうじうじうじしている千秋にとてもイラッとさせられたけれども、これらの流れが続いて現在にあるのがすごく繋がる話。それらの流れがあって、最後のマリアベルの超笑顔がすごくいい。

区長とのやりとりを見て、ヒメがまた一つ町長として成長したな、と感じました。

『調律』というテーマをもう一度考えさせられる内容でした。思い出が死ぬというのはグッときたなぁ。

あと、最後の笑顔もよかった。良い町で良い人たちと過ごせた結果だなぁとしみじみ。

このゆるほんわかとした雰囲気がたまらない。

登場人物紹介

槍桜 ヒメ(やりざくら ヒメ)

本作の主人公。桜新町町長。女子高生。

長い黒髪に赤紫色の目、季節を問わず常に長いマフラーを巻いている。

比泉 秋名(ひいずみ あきな)

「比泉生活相談事務所」の所長。

事務所の中では苦労人で、普段は周り(主にヒメ)の暴走を止める役割。比較的穏やかな性格だが、本気で怒ると周囲が止めに入るほど怖くなる。

七海 アオ(ななみ あお)

「比泉生活相談事務所」の所員。

薄い水色の髪と目を持つ。人の心が読めるサトリ。

五十音 ことは(いそねことは)

「比泉生活相談事務所」のバイト兼副所長。

茶色の髪と目を持ち、髪を結っている。眼鏡っ子で巨乳。過去に「堕ちた」半妖で言葉を物質化することができる「言霊使い」。

岸 恭助(きし きょうすけ)

桜新町町長(ヒメ)の秘書にしてヒメのお目付け役。

黒髪に灰色の目を持ち、眼鏡を掛けている。正体は鬼。本気になると頭部に2本の小さな角が生える。

岸 桃華(きし とうか)

恭助の実妹。

兄と同じく鬼で岡山出身。おかっぱ頭が特徴だが、時期によって微妙に髪型を変えている。

東 鈴(あずま りん)

ラーメン屋「宝々蘭(ほうほうらん)」の住み込みのバイト。

不死人だが歳を取る。

茶髪に金色の瞳を持つ。小柄で保育園児と遊んでいて紛れてしまうほど。

士夏彦 雄飛(しなつひこ ゆうひ)

桜新町のある区の区長であり、その区の土地神。

少年のような外見をしているが、年齢は千を越える。趣味は秘書のマリアベルにコスプレをさせること。

マリアベル

本名はV・マリアベル・F(ヴィクトル・マリアベル・フランケンシュタイン)

雄飛の付き人。寡黙で大人びた感じのする女性だが、メイド服とゴスロリの違いが分からなかったり、宴会で寝てしまうなど少々抜けているところもある。

士夏彦 八重(しなつひこ やえ)

桜新町の土地神で、雄飛の妹。

自称24歳のシスター。常に修道着(元はマリアベルのもの)を身につけている。

V・じゅり・F(ヴィクトル・じゅり・フランケンシュタイン)

桜新町唯一の妖怪医にして町のアイドル。

桜新町のアイドルで、地元のテレビ番組にも出演している

七海 ギン(ななみ ぎん)

アオの兄。サトリ。

次元の融合を止めるためにあの世の比泉家の末裔に協力してもらおうと秋名によって調律され、あの世に行った際に円神に体を乗っ取られてしまった。

観月 獅堂(みづき しどう)

警察官であり、館林姉妹の保護者。妖怪。狼男。

四谷甚六(よつや じんろく)

天﨑陶芸店主。口は悪いが、ヒメや小姫を気遣う一面もあり、根はいい人。ヒメの祖母から竜脈を託されていた。

松平 撫子(まつだいら なでしこ)

桜新町警察署署長。

じゅりと椎名とは高校からの付き合い。USBメモリを谷間にひっかけることができないほど胸が小さいのがコンプレックス。普段のおっとりとした性格からぱっと見では署長と思われないが、有事時の指揮力は高く、署員からの信頼は厚い。

伊予 薄墨(いよ うすずみ)

元老院の総代。かっては槇春とともに事務所をやっていて、彼の死後も月一で墓参りをしている。老人ながら煙管一本で円神とやりあうなど相当の実力者。

貴舟 雲珠(きぶね うず)

元老院の一人。独身。ヒメや桃華らが通う高校の教頭も務めている。元老院が外界との接触を極力断つ警戒態勢が始まり、元老院の都合により後に休職。校長や生徒からはとても信頼されている教師である。

盛岡 枝垂(もりおか しだれ)

元老院の一人。黒髪に無精髭の男性。陰陽道を習得している。雲珠曰く、「一番元老院でできる天才」。じゅりのファンらしくパソコンの壁紙は彼女の写真を使用している。

比泉 円神(ひいずみ えんじん)

桜新町で起こる怪事件の黒幕であり、かつて人柱にされた比泉円陽の子孫。

円陽の恨みを晴らす為、七郷を使って2つの次元を融合させようとしている。現在はアオの兄であるギンの体を乗っ取っており、比泉の能力もサトリの能力も使える。

狂巻 ざくろ(くるまき ざくろ)

死霊使い。「肌触りが良い」という理由でチャイナ服を好んで着ている。

鈴と一緒にいたい、という理由から半妖であるが町内の高校に通っている。

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