夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~11巻紹介

本ページの情報は2020年9月20日時点のものです。
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あらすじ

ヒメたちのまさかの箱根旅行、そして留守を預かる獅堂(しどう)やミナカナや警察の面々。
町には脅威が近づいていた。今度の標的は双子の少女ミナとカナ。獅堂は2人を助けられるのか。
警察メンツが大所帯で登場、りらさんも出番多しの狼男編……!!
そして衝撃のラスト
七郷に何が…。

感想&ざっくり紹介

作者

ヤスダスズヒト

掲載話紹介

トウゲマチ
ツキニナク(1)
ツキニナク(2)
ツキニナク(3)
ツキニナク(4)
ツキニナク。
エクストラ

感想

ヒメ達の温泉旅行と留守間の警察達のエピソード。

今回はヒメたちが羽を伸ばそうと箱根の温泉に行ってる間の桜新町のお話。。

ヒメたちが温泉っていうんで てっきに裸祭りかと思ったんですが、今回はそれはなく。

浴衣に卓球はちゃんとありましたけどね

ヒメたちは箱根の温泉でのんびり。桜新町では獅堂たち警察官が活躍。

耐えに耐えて署長…町奉行の一言で総員よおおおっしゃあああ‼にテンション上がった。

ミナカナちゃんを守ろうとする獅堂の男気もカッコ良かった。

ミナ・カナとの関わりに悩み、仲間に支えられる姿は、孤高を本質とするその妖怪の在り方と対比的。

今回から登場する警察組のメンバーは曲者揃い、お馴染みの面々とは一味違ったチームワークが印象的。

ヒーローとは違った立ち位置で「組織」として闘う人々の格好良さが存分に描かれている。

ミナカナ編で活躍するのが、準主役のキャラクターでこういうのも群像劇ならでわ。新鮮で楽しかった。

物語も良くて、ことはが叫ぶ伏線が話を上手く引っ張っていた。

獅堂さんの正体や、現れない所長の正体も、結構意外性があって良かった。

でも警察の人達も多少普通じゃないんだなと思った。決意とかね。

戦いのトリックや、オチも好きだけど、今巻で一番のシーンは円神とカナの語らいのシーン。

意外と正鵠を射るのは子供だったりするんだよな。双子の両親も気になる所。

“「……七郷ってさなんで七郷って言うんだっけ」
「はあ?
なんでって……七本あるから七郷なんでしょ」
「…だよね
……ねえ 七郷、一本増えてない?」”

次巻への伏線あり!
気になります!

登場人物紹介

士夏彦 雄飛(しなつひこ ゆうひ)

桜新町のある区の区長であり、その区の土地神。

少年のような外見をしているが、年齢は千を越える。身長142センチメートル(少年の時)。趣味は秘書のマリアベルにコスプレをさせること。好物は粉物。

マリアベル

本名はV・マリアベル・F(ヴィクトル・マリアベル・フランケンシュタイン)

雄飛の付き人。趣味は料理。寡黙で大人びた感じのする女性だが、メイド服とゴスロリの違いが分からなかったり、宴会で寝てしまうなど少々抜けているところもある。

士夏彦 八重(しなつひこ やえ)

桜新町の土地神で、雄飛の妹。

自称24歳のシスター。身長166センチメートル。好物はわらび餅。

常に修道着(元はマリアベルのもの)を身につけている。

V・じゅり・F(ヴィクトル・じゅり・フランケンシュタイン)

桜新町唯一の妖怪医にして町のアイドル。

真人間。桜新町のアイドルで、地元のテレビ番組にも出演している(ただし最近は控えている)。名前は平仮名だが出生地はイギリス。好物は辛いもの。

観月 獅堂(みづき しどう)

警察官であり、館林姉妹の保護者。妖怪。狼男。

好きなものは肉類。酒豪。趣味はガーデニング。顎髭をたくわえている。

四谷甚六(よつや じんろく)

天﨑陶芸店主。人間。口は悪いが、ヒメや小姫を気遣う一面もあり、根はいい人。ヒメの祖母から竜脈を託されていた。

松平 撫子(まつだいら なでしこ)

桜新町警察署署長。

じゅりと椎名とは高校からの付き合い。USBメモリを谷間にひっかけることができないほど胸が小さいのがコンプレックス。普段のおっとりとした性格からぱっと見では署長と思われないが、有事時の指揮力は高く、署員からの信頼は厚い。

比泉 円神(ひいずみ えんじん)

桜新町で起こる怪事件の黒幕であり、かつて人柱にされた比泉円陽の子孫。

円陽の恨みを晴らす為、七郷を使って2つの次元を融合させようとしている。現在はアオの兄であるギンの体を乗っ取っており、比泉の能力もサトリの能力も使える。

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